「レジェンド・シリーズ2013」記者会見レポート
8月30日から9月5日かけて実施される「レジェンド・シリーズ2013」。その発表記者会見が7月19日、オールスターゲーム第1戦直前に札幌ドームで行われました。
着慣れぬユニフォームを纏っていた選手が多いせいか、当初はやや緊張気味の選手たち。しかし意気込みやユニフォームなどの思いなどを語っていくうちに、少しずつ表情がほぐれつつも、歴史と伝統を背負い、そして新たな時代を作り上げていくことへの決意がその顔に表れていました。
北海道日本ハム 木佐貫 洋投手
「このユニフォームは大学生、高校生、中学生くらいの時にテレビでよく見ていました。背番号1の広瀬哲朗さん、田中幸雄さん、岩本勉さんなどがご活躍されていた印象があります。当時は「ビッグバン打線」と呼ばれていましたが、今の打線も引けを取らない打線なので、試合の際はしっかり自分が投げて、打線の援護ができたらいいなと思います。
大学生の時もユニフォームは縦縞だったんですが、(縦縞は)結構好きで、我ながら良い感じだなと思っています。
当時とはユニフォームの着こなしなど違ったりしているところもあると思うのですが、今も変わっていないところもあると思いますので、幅広い年齢の方々に楽しんでもらえると思います。一生懸命プレーするというところは変わらないので、まずはそこを見てもらって、当時と今の違いを見てもらいたいなと思います」
楽天 ジョーンズ選手
「イーグルスを代表してこの場に立てることを光栄に思います。まだまだ若いチームなので他の5球団のようなユニフォームはないですが、来年球団創設10年目となりますので、来年からまた歴史を作っていき、他の球団のようにユニフォームを新調していければと思います。これからもどんどん自分たちが引っ張って歴史を作っていきます。
(メジャーでのオールドユニフォーム着用で)一番思い出に残っていることは、やはり歴史あるアトランタ・ブレーブスの時のことです。復刻版ユニフォームを何度も着た経験がありますので、一番の思い出になっています。昔のユニフォームを着ることで新鮮な気持ちにもなりますし、野球の伝統や重みを感じることができますので、いいことではないかなと思います。
年代世代に関係なく、すべてのファンの方々に球場へ足を運んでいただき、楽しんでもらいたいという思いでいます」
埼玉西武 浅村 栄斗選手
「このユニフォームは、伝統あるユニフォームだと思っているので、その伝統に恥じないようにプレーしたいなと思います。
(当時のイメージは)黄金時代、強力な打線、すごく強いチームという印象があります。初めてこのユニフォームを見たのは小学生くらいで、小さい頃にテレビをつけるとこのユニフォームで選手たちがプレーしていたので、自分の中ではライオンズというとこのユニフォームが一番に思い浮かびます。ですが当時と比べて今も決して悪い打線ではない、黄金時代のように強いライオンズだと思っています。
プレーはもちろん、ユニフォームを見に来てくださるファンの方も数多くいらっしゃると思いますが、その中で自分はいつも通り必死にプレーします。そのプレーを見て楽しんでもらえればと思います」
千葉ロッテ 鈴木 大地選手
「このレジェンドユニフォームを着用させていただいて、見るよりも着てみると重みを感じます。このユニフォームを着ることで幅広い世代の方に注目してもらえると思いますので、注目されている中でしっかりとしたプレーができるように頑張りたいと思います。
(自分のユニフォーム姿は)違和感があるのですが、とてもインパクトがあり、すごく目立つと思うので、本当にこれを着てプレーするのがすごく楽しみです。このユニフォームを着て、個人としてもチームとしても、勢いよく勝てるようなプレーができるといいなと思っています。
昔のユニフォームを見て楽しんでもらえると思いますが、その上で勝ったら倍の喜びや感動を与えられると思うので、勝てるように全力でプレーしたいと思います」
オリックス 平野 佳寿投手
「このユニフォームは僕が小学生の頃、震災があった頃に2連覇して、日本一にもなったので、すごく印象深く思っています。僕も震災のあった関西にずっと住んでいてすごく勇気づけられたことを覚えています。
(このユニフォームを着て)一番最初に思い浮かぶのはイチロー選手です。
(袖口の「がんばろうKOBE」のメッセージを見て)オリックスに入ってから色々当時の話を聞いたんですが、キャンプに行くか行かないかということもあったと聞いています。その中で優勝して、皆さん頑張ってプレーされていたというのは聞いています。
僕はオリックス・バファローズになってからの入団だったので、このユニフォームを着られるとは思っていませんでした。ブルーウェーブ時代のユニフォームを着られて本当に誇りに思います。
まだチームも最下位にいるので、少しでも盛り上げて、一つずつ順位を上げられるように、クライマックスシリーズ進出を目指して、後半戦頑張りたいと思います。このユニフォームを見ると当時強かった時を思い出してもらえると思うので、僕たちもこのユニフォームを着て、強いと思ってもらえるように、昔のファンの方に見せたいと思います」
福岡ソフトバンク 長谷川 勇也選手
「個人としては何度かこのユニフォームを着て試合をしたことがあるのですが、普段の試合とは違った気持ちで試合に挑めるので、すごく好きなユニフォームです。
大学時代のユニフォームカラーも緑だったので、僕自身は着た違和感がないなと思っています。やはり普段の試合とはまた違った気持ちでできるので、このユニフォームを着た試合は全部勝てるように頑張りたいと思います。
昔は球場に見に来られた方の中でも、今はなかなか球場に来られないという方もたくさんいると思うのですが、この機会でもう一度球場に足を運んでもらって、もう一度野球に対して興味を持ってもらえたらなと思います」