• マル見え!出場チーム徹底分析!!~ライオンズ編~ 2012.10.10 UPDATE

    最終的には2位に終わったものの、最大11ゲーム差、借金9をはね返しての首位争いと混パを演出したライオンズ。シーズンのリベンジをクライマックスシリーズで果たせるか!?

    破壊力のある打線が特徴
    投手力【4】
    抑えに転向し、チーム再浮上の立役者の1人となった涌井

    抑えに転向し、チーム再浮上の立役者の1人となった涌井

    昨季までのエース・涌井秀章が開幕3連敗を喫し、5月から抑えに転向。やや安定感に欠けるところもあるが、30セーブを挙げて、チーム再浮上の立役者の1人となった。先発陣は右の岸孝之、牧田和久、野上亮磨、左の石井一久、菊池雄星とバランスがいい陣容だ。中継ぎでは岡本篤志、長田秀一郎、ウィリアムスがフル回転。ただ、長田の9月の防御率が6.23とやや疲れが見えているところが気になる。

    守備力【4】
    盗塁阻止率4割1分6厘を誇る炭谷

    盗塁阻止率4割1分6厘を誇る炭谷

    ショートの中島裕之が18失策を記録するなどチーム失策数はリーグで唯一の90台とやや多いのが気がかり。その中でパ・リーグトップとなる盗塁阻止率4割1分6厘の数字を残した炭谷銀仁朗の強肩は目立った。

    攻撃力【5】
    中島:低めへの変化球を引っ張った打球は左翼席へ吸い込まれる通算150号弾!

    中島:低めへの変化球を引っ張った打球は左翼席へ吸い込まれる通算150号弾!

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    6月30日のファイターズ戦では1イニング9得点の猛攻を見せるなど、中島裕之、中村剛也を軸としたリーグ屈指の爆発力を秘める。8月以降にコンビを組んだパンチ力のある浅村栄斗、広角打法が持ち味の秋山翔吾の若い1、2番、外国人として56年ぶりに40盗塁を超えたヘルマンらの働きも見事だった。

    選手層【3】
    ケガの栗山の代役として活躍する熊代

    ケガの栗山の代役として活躍する熊代

    9月以降に栗山巧、片岡易之ら主力メンバーをケガで欠く中で、熊代聖人や原拓也、斉藤彰吾らがよくバックアップしてきた。が、レギュラー陣との力の差は開いているのは否めない。

    勢い【4】
    渡辺久信監督がどのようなさい配を振るうか期待

    渡辺久信監督がどのようなさい配を振るうか期待

    6月から8月までの3カ月間で40勝21敗7分という驚異的なペースで勝ち上がってきたが、9月は13勝13敗とやや疲れが見えてきた。ただ2位確保という目標の下、10月4日のイーグルス戦で9回に3点差を追いつくなどの粘りを見せた。この執念がCSにどう繋がるか。

    打線に関しては高い数値を誇るも、チーム防御率リーグ5位の投手力は不安。潜在能力の高い選手がそろっているだけに、渡辺久信監督がどのようなさい配を振るうか期待される。

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