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2012年のクライマックスシリーズは過去にも出場経験が豊富な常連チームが顔を揃えた。ここでは各チーム過去の戦いぶりを振り返る。
過去5年間のクライマックスシリーズにおいて、2度、日本シリーズへの出場権を得たファイターズだが、ここ2年は絶対的エース・ダルビッシュ有を擁しながらも勝ち抜くことができていない。今季はレギュラーシーズンにおいて、CSで戦う可能性のあるライオンズ、ホークスの2球団にともに負け越している点からも、3年ぶり6度目の優勝を成し遂げたとはいえど、厳しい戦いが待っていそうだ。
ファイターズといえば、広い札幌ドームでの戦いを熟知した投手・守備力が自慢のチームだが、ことCSにおいては投手力に不安が見えるデータがある。過去5年のシーズンで、リーグトップ3度、リーグ2位が2回の優秀な防御率を誇る強力投手陣が、CSの舞台では大きく数字を落としているのだ。勝ち抜けを決めた年でさえ、CSではシーズンの防御率よりも悪い数字が残っており、5点以上の失点を喫した試合が、5年間で行われた全18試合のうち、ほぼ半数の8試合もあるのだ。また全18試合のうち、5試合でダルビッシュが先発しており、その中で5点以上の失点を喫したのは1試合のみ。ダルビッシュ以外が先発した試合は、13試合のうち、半数を超える7試合で大量失点を喫していた計算だ。
吉川光夫の台頭や宮西・増井・武田久など磐石のリリーフ陣の活躍で今年もリーグ屈指の防御率を誇るファイターズだが、不安要素は多い。監督1年目にして優勝を勝ち取った栗山英樹監督の、腕の見せ所だ。
通算成績[10勝8敗]※☆はアドバンテージ
年度 | 順位 | 1st | final | ||||
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対戦相手 | 戦績 | 結果 | 対戦相手 | 戦績 | 結果 | ||
2007年 | 1位 | 出場なし | マリーンズ | ☆○●○●○ | 通過 | ||
2008年 | 3位 | バファローズ | ○○ | 通過 | ライオンズ | ★●○○●● | 敗退 |
2009年 | 1位 | 出場なし | イーグルス | ☆○○●○ | 通過 | ||
2010年 | 4位 | 出場なし | 出場なし | ||||
2011年 | 2位 | ライオンズ | ●● | 敗退 | 出場なし |
年度別チーム防御率※順位はリーグ内防御率順位
年度 | 公式戦 | クライマックスシリーズ |
---|---|---|
2007年 | 3.22 [2位] | 3.40 |
2008年 | 3.54 [1位] | 4.95 |
2009年 | 3.65 [1位] | 4.00 |
2010年 | 3.52 [1位] | 出場なし |
2011年 | 2.68 [2位] | 5.40 |
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