初戦を取りたいライオンズの先発は、今季13勝を挙げている下手投げの牧田和久。今季のホークス戦に関しては3勝1敗、西武ドームでは9月6日に登板し、7回途中1失点に抑えて勝ち投手になっている。
セオリーでは右下手投げに対して、ボールの出所が見やすいと言われる左打者が有利とされているが、その言葉を証明するように牧田はホークス・本多雄一に打率.462(13打数6安打)、長谷川勇也に打率.455(11打数5安打)と打ちこまれている。
本多・長谷川を抑えられるかがカギとなりそうだ。
一方、ホークスは17勝で最多勝を獲得した攝津正が先発。今季のライオンズ戦で5勝を挙げ、中でも西武ドームでは4戦4勝と荒稼ぎしている。
特に中盤5イニングまでの防御率0.90と、敵地では抜群の安定感を誇る。
ライオンズから見れば、攝津に対して打率.385(13打数5安打)を記録している栗山巧の欠場が濃厚だが、2番に定着している秋山翔吾が打率.333(9打数3安打)と比較的相性が良い。
秋山の出塁をきっかけにして好機を生み攝津から一発を打っている中村(7月11日・西武ドーム)、オーティズ(9月4日・西武ドーム)のバットに期待がかかる。
このように、ライオンズ、ホークスともに相性の良い先発を立てての決戦となるが、今季2人の直接対決はない。2007年からクライマックスシリーズが始まって以来、パ・リーグはファーストステージ、ファイナルステージともに、初戦を取ったチームがすべて次ステージに進んでいる。
共に一年間ローテーションを守り抜いてきた牧田、攝津、どちらの投手がステージの趨勢を大きく左右する初戦白星をもたらすのか!?
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