第2戦の予告先発は、ライオンズが岸孝之、ホークスが武田翔太。岸は今季、ホークス戦で5度先発して1勝3敗(防御率3.18)。対する武田はライオンズ戦では1試合しか登板がないが、6回1/3を投げて被安打3、10奪三振、無失点の好投で勝ち投手となっている。今季の結果のみで見れば、ホークスに有利な状況とも感じられるが、ライオンズは意地を見せられるだろうか。
1戦目でも3万人を超える観客が集まった決戦の舞台・西武ドーム。日曜日のゲームということもあり、より多くの観客が訪れることだろう。本拠地に集まるファンの声援を背に、なんとかイーブンに持ち込みたいライオンズだが、今季は日曜日に12勝13敗2分という成績で、西武ドームでも6勝5敗2分と、景気の良い数字が上がってこない。さらに、先発のマウンドを託される岸自身も日曜日は1勝2敗という成績で、その2敗は本拠地でのもの。ライオンズにとっては厳しい数字ばかりが目立ってしまうが、今季どん底の最下位から2位まで持ち直した底力を、いまこそ発揮してほしいところだ。
一方、王手を掛けたホークスは、若き右腕に2戦目を託したが、高卒ルーキーの先発抜擢は、2007年からのクライマックスシリーズどころか、2004年から行われていたプレーオフでもなかった史上初のことだ。前述のとおり、武田はライオンズ戦での登板は今季1度しかなく、さらに西武ドームでの登板は初となる。秋山監督の大抜擢が大舞台でどう出るか。武田の成績で特筆すべき数字は今季67イニングに登板し、ホームランをわずか1本しか打たれていない。ちなみに、前回対戦では浅村栄斗、秋山翔吾、中村剛也という上位打線を打つ3人から計6三振に奪っており、この対決も見ものだ。
逆襲の獅子が意地を見せるか、はたまた若き右腕がチームを次の舞台へといざなうのか!? 第2戦も、一時も目が離せない一戦となる!!
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