• 優勝・CS争い キーマンは誰だ!~ファイターズ編~ 2012.09.26 UPDATE

    長いペナントレースもいよいよ終盤!! 混“パ”を抜け出してペナントレースを制するのはどのチーム?
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    各チームのリーグ優勝・クライマックスシリーズ出場権争いの鍵を握る選手をピックアップ!!

    ファイターズキーマン
    #34 吉川光夫「花開いた若き左腕。ここからが本当の勝負」

    左上手から投げ下ろされる150キロ前後の速球に、大きな期待をかけられながらも3年間未勝利に終わるなど伸び悩んでいた吉川光夫に、栗山監督は「今年結果が出なかったら俺がユニフォームを脱がす」と厳しい言葉を投げかけた。

    「勝負の年」と覚悟をして臨んだ2012年は開幕当初から好投を続け、8月11日のライオンズ戦で「最後まで投げ切りたかった」と今季初完投初完封を記録。8月17日のマリーンズ戦では6回1失点でプロ初の2ケタとなる10勝目を挙げ、「監督の後押しがあって使ってもらっている」と感謝の言葉を口にした。「チームのために勝つことが一番」と、常々口にする、ようやく花開いた大器。これからの一番大事な時期に、結果を残せるか。

    9/11 自身プロ初となる20号本塁打を放つ

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    「スタメン表を書く時にどの監督が書いても向こう10年は迷わない4番を作ること」と栗山監督に大きな期待をかけられて、開幕から不動の4番に座っているのが中田翔だ。

    ノーステップ打法から一本足打法へ変えるなど試行錯誤が続いた中田。しかし、徐々に本領を発揮し、6月18日のベイスターズ戦では2本塁打5打点と大暴れ。7月12日のマリーンズ戦では2年連続2ケタとなる10号本塁打に「まだまだ通過点」と前を見据えた。9月11日のマリーンズ戦でプロ初の20号本塁打を放ったが、「チームが勝つことが先決」と数字への興味を示さなかった。覚醒しつつある“モンスター”のバットが火を噴くか否かが、チームの優勝の行方を左右する。

    6/27 ストレートを豪快に振り抜くと、打球は右翼席に突き刺さる

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    栗山英樹監督が「微塵の不安も持たずにバットを振っている」とガムシャラさを買っているのがプロ2年目の西川遥輝だ。6月27日のイーグルス戦、「積極的にいこうと思った」と打席に入り、初球を振り抜くと、打球は一直線でライトスタンドへ飛び込むプロ初ホームラン。8月4日のイーグルス戦では1点ビハインドの6回二死一、二塁の場面に代打で登場し、「難しい場面でも結果を残したかった」と逆転タイムリー2ベースでチームに勝利を呼び込んだ。

    ベテラン・稲葉篤紀からも「しっかり結果を出せるあいつはすごい」と評価される西川。キャプテン・田中賢介がケガでチームを離脱している中、代役としてセカンドを守る20歳の若武者が生む勢いに期待だ。

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