長いペナントレースもいよいよ終盤!! 混“パ”を抜け出してペナントレースを制するのはどのチーム?
クライマックスシリーズ出場圏内となる3位争いも見逃せない!!
各チームのリーグ優勝・クライマックスシリーズ出場権争いの鍵を握る選手をピックアップ!!
5年連続開幕投手を務めた獅子のエースは今年春先から不調。3試合で3敗、防御率7.71と勝ち星がなく、4月15日のバファローズ戦に3回4失点で降板すると1軍登録を抹消された。ここで渡辺監督はエース復活と長年のライオンズのアキレス腱だったストッパー不在の2つを一挙に解決させる『ストッパー涌井』という起死回生の一手を打つ。
5月4日に1軍復帰登板を果たすと、5月13日にプロ初セーブをマーク。以降、慣れないポジションに試行錯誤しながらも守護神としてフル回転し、8月28日からの6連戦では5セーブを挙げるなど、8月のチーム快進撃に貢献した。2008年以来のリーグ優勝を手にするには背番号18のフル回転がまだまだ必要だ。
左打席から広角に打ち分けるシュアな打撃と広い守備範囲が魅力の秋山が、今季のライオンズ打線の貴重な“アクセント”だ。開幕こそ故障で出遅れるも、今季2試合目の出場となった4月29日に早くも猛打賞を記録。
5月3日には「人生初」という5番に座り、「緊張した」と言いながらも4打数4安打と実力を発揮した。その後は5番や3番で起用され、7月25日からは2番として出場。送りあり、強攻ありの攻撃型2番として打線のチャンスメイク役を担い、9月5日にはリーグ優勝を争うライバルであるホークス戦でサヨナラ本塁打を放つなど勝負強さも見せた。
センターの守備でも、強肩を武器にいくどとなくチームを救ってきた秋山。攻守において、欠かせぬ存在だ。
過去3度の本塁打王に輝いた主砲も今年はスタートダッシュが遅かった。開幕3戦目の4月1日に今季1号を放ってから5月16日のベイスターズ戦で1試合2本塁打を放つまで約1カ月以上本塁打が出なかった。さらに6月15日には左肩を痛め、約1ヵ月間登録を抹消された。
しかし天性のホームランアーチストは本数を地道に重ねていく。また、「数字にこだわりはない。チームが勝てばいい」と言いながらも、中村が一発を打った試合はチームの勝率が7割を超える。8月31日のマリーンズ戦ではチームを勝利に導く逆転3ランを放ち、「たまには4番の仕事をします」とお立ち台で笑顔を見せた。これからの時期、チームを勝利へ導くホームランをいくつ“おかわり”することができるか。
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